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農家からの手紙18


 朝は氷点下、日中は雲一つない晴天、強風、まとまった雨とメリハリのある気候が続いていますが、全体的には低温で、桜の開花もかなり遅れているようです。
漬物用の高菜も収穫時期を迎えましたが、冬の低温、日照不足の影響からか、いつもの竿の半分ぐらいしか大きくならず、半割せずとも漬かりそうです。
 7~8年ぶりに作った露地のイチゴも、この冬の寒さに耐え、ようやく小さな白い花をつけ始めましたが、寒さのためミツバチがまだいないので、これもまた遅れそうです。
 露地のイチゴは非常に手間と時間のかかる作物で、苗作りに半年、植付けから収穫まで半年と合計一年以上かかる反面、収穫はわずか二~三週間とあっというまに終わるので、今では家庭菜園以外作る人もいなくなり、イチゴの旬がいつかわかる人も少なくなってきました。
 ハウスイチゴにはない香りと味の濃さを一度味わってもらいたいと思い作付けしました。収穫開始は五月になりそうです。
 最後に残っていたホウレン草もとうだちしてしまいました。今は菜の花が最もエネルギーが高く、体にもよいと思われます。味の違いもお楽しみ下さい。

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写真のチーズはイタリア産の「La Rossa」(ラ ロッサ)。
イタリアのピエモンテ州、山羊乳から作られるロビオーラを西伊豆から届けられた桜葉塩漬けで包んでいます。
桜の開花は少し遅れそうですが、この季節におすすめな、皆様にぜひ食べていただきたいチーズです。

Posted on 2012-03-27 | Posted in Blog, 新入荷食材Comments Closed