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農家からの手紙17


 庭のレンギョウが黄色いつぼみをふくらませ始めましたが、スイセンは晩秋に二、三輪咲かせた後、つぼみすらまだ見せません。
 一月は低温乾燥、二月は低温多雨に低日照(平年の約30%)が重なり、かつてないほど冬野菜の生育には厳しい条件となりましたが、なんとか乗り越えることができました。皆様には数量制限や品質面において、いろいろご迷惑をおかけしましたが、数々の失敗を今後の教訓として生かしていきたいと思っています。
 
 十数年前から暖冬が続き、平地より2〜3℃気温が低い山でも、冬野菜の寒傷みはあまりありませんでしたが、寒さが厳しかった昨今、今冬は寒さに耐えられない野菜もいくらか出てきました。平坦地より山で栽培した方が品質もよく、なにより甘くなるのですが、厳寒期、寒さに弱いカリフラワー、ブロッコリー、春キャベツなどは平坦地に移して栽培する必要がありそうです。
 
 ヒートアイランドの真只中で、しかもエアコンの中にいるマスコミや政治家、官僚は気温の変化に鈍く、いまだ温暖化の議論をしていますが、北日本の大雪、ヨーロッパの寒冷化などを考えると、地球は寒冷化の方向に大きく舵を切った可能性も否定できません。

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 さて、今月、来月と、我が家の子供達の卒業式入学式が続きます。
子供達が安心して生活していける、正しい平和な未来でありますように。

Posted on 2012-03-15 | Posted in BlogComments Closed